町田リス園

〒195-0073　東京都町田市薬師台1-733-1

ご挨拶MESSAGE

町田リス園は1988年12月にオープンしました。
「障害のある子供たちに働く場を……」という親御さん達の切実な願いに町田市（当時大下勝正市長）が応え、「これまでにない動物園の仕事を……」と発案され、伊豆大島「りす村」の全面協力のもと、授産施設としてスタートしました。

現在は、障害者総合支援法の就労支援B型施設（特定非営利活動法人　町田リス園）として、障害者(利用者)が20名勤務しています。
利用者の皆さんは、開園前の清掃作業や放飼場出入口ドアの開閉(リスの逃亡防止のため重要)、チケット切り、リスエサの袋作り、エサ計量、エサ詰め、モルモット・リスエサ販売、動物用ケージ洗い・ケージセットや外作業等々の仕事をしています。
開園当時から働いている利用者さんも数名います。
年齢は20代から60代とまちまちですが、和気あいあいと寒い日も暑い日も一生懸命、そして楽しく働いています。

町田リス園の歴史の中で、数々の危機を乗り越えられたのも、利用者さん達のどんな時でも失わない“明るさ”と“ひた向きさ”の賜物ではないでしょうか……。
毎年、来園者数は増加し、海外からの来園者も増えています。
英語圏旅行者コミュニティでは「癒しの動物園」として話題にもなっているそうです。
利用者さん達が仲良く、楽しく仕事をしている「空間」が癒しを創る一因になっていると思います。

これからも利用者さんを含めたスタッフのみんなが、仲良く力を合わせてリス園を盛り上げていこうと思っています。
そして、たくさんの子供達に来ていただき、“弱いものをいたわる心”を学んでもらいたい！
大人のみなさんには、もう一度子供の頃に戻って“喜び”と“感動”を、動物とのふれあいから再体験していただきたい！と思っております。

園長　樋口 健治

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